「来年のおせち、どうしよう〜」
おうち時間が長くなった今、自宅でゆっくりお正月を過ごす家庭が増えていますよね。
お正月といえばおせち料理ですが、自分たちで作るのはちょっと……という人は通販を利用してみましょう。
通販とはいえ数万円もする高額商品ですから、できれば失敗したくないですよね。
このサイトでは独自のアンケートを踏まえて、買ってよかったおせちランキングを作成しています。
本当に美味しいおせちを囲んで、2023年のお正月をハッピーに迎えてください。
大手のショッピングサイトでも、おせちを大きく取り上げています。
期間限定のクーポンや割引を行っている場合もあるので、ぜひチェックしてみてください。
実際に実物を見て確かめられない通販おせちの場合、届いてみてから失敗した……となるケースが多いですよね。
実際に2011年のお正月には、バードカフェという会社が販売していたおせちの質が悪いことが話題となりましたね。
このような失敗をしないためには、以下のポイントを押さえて通販おせちを選びましょう。
やはり基本となるのは、実際に通販おせちを購入した人の口コミ・評判をチェックすることです。
この口コミリサーチで参考になるのが、TwitterなどのSNSに上がっている投稿。
実際の商品写真がついて正直な感想が書かれているので、リアルな口コミとして信用できます。
例えばTwitter検索で「通販 おせち since:2020-12-31 until:2021-01-01」と入力してみると……
初めて通販でおせちを頼んだ。
もう今夜から食べちゃう!
まずは賛否両輪の笠原シェフの和の重から…
煮物も完璧、アワビ美味しい〜???? pic.twitter.com/NfCEVSxrPc— みちる Michiru (@Michiru_0831) December 31, 2020
このような写真つきレビューがたくさん出てきます。
「会社名 おせち」と検索すれば、その通販会社のリアルな評判もわかりますね。
ちなみにGoogleやヤフーなどの検索サイトで口コミを調べると、ブログなどが上位表示されます。
ただこのように上位表示されているブログは、広告収入が目的であることがほとんど。
実際に買った人のリアルな口コミではないことが多いので、注意しておきましょう。
通販おせちの魅力のひとつとして価格の安さがあります。
デパートの店頭販売でおせちを購入すると、5万円以上するものがあったりしますね。
その反面、通販おせちであれば1万円台から買えるリーズナブルなものも。
場合によっては1万円未満の商品もあったりします。
ただこのような割安なおせちは選ばないほうが無難でしょう。
安いおせちの多くは具材のグレードが低かったり、賞味期限の近い訳あり商品だったりします。
せっかくのお正月に安っぽいおせちを食べるのは、惨めな気持ちになりますよね。
通販おせちは概ね2万円以上の商品を選べば、満足度が高くなるでしょう。
ただしお一人様用の小さいおせちやオードブル類は、この限りではありません。
一万円未満でも満足できる品質になっています。
通販おせちが初めてなので不安……という人に向けて、お試しサイズのおせちを販売しているメーカーもあります。
1,000円?2,000円程度の価格で、おせちに入っている具材を味見できます。
お試しおせちを販売しているメーカーは、博多久松など。
いきなり本商品を買うのは心配な方は、試してみる価値はあるでしょう。
通販おせちは配達されるかたちによって、
の2つに大別されます。
冷凍も冷蔵もそれぞれメリット・デメリットがありますので、まとめてみました。
冷凍 | 冷蔵 | |
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メリット |
価格が安い 添加物が少ない 賞味期限が長い |
作りたての鮮度 海鮮の風味が良い 届いたらすぐに食べられる |
デメリット |
解凍に失敗すると美味しくない 食材によっては風味が落ちる |
価格が高め 保存料など添加物が多い 賞味期限が短い |
冷凍ものというと以前は美味しくないというイメージがありました。
ただ最近は冷凍技術が進歩してきたこともあり、作りたての味と変わらない品質が保たれていますね。
食材それぞれに適した冷気の温度を使い分けたうえで、短時間で急速冷却しているので、食品の細胞が壊れません。解凍しても、水分が出ず、作りたての風味が保たれるんです!
引用元:冷凍おせちのおいしい食べ方 | スイーツ・グルメ・ギフトの通販は【婦人画報のお取り寄せ】
それでも冷凍おせちは解凍作業という手間は必要です。
自宅の冷蔵庫で少なくとも24時間かけて解凍する必要があるので、すぐに食べたい人には向いていませんね。
また冷蔵庫の温度設定などによっては解凍に失敗して、水っぽくなってしまうというリスクもあります。
しかし冷凍ならではのメリットも多いので、それぞれお正月の過ごし方で選ぶことをオススメします。
口コミ評価 | 5 |
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価格 |
10800円 〜 29800円 平均 19000円 |
商品数 | 19種類 |
特になし
早割実施中
すべて送料無料
口コミ評価 | 5 |
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価格 |
4990円 〜 29900円 平均 13000円 |
商品数 | 12種類 |
北海道らしい海の幸がふんだんに入ったおせち料理を求めて小樽きたいちのおせちを選びました。ウニの塩漬けや松前漬け、アワビの煮物など求めていたものが揃っており、どれも味わい深く、息子から祖母まで大満足でした。
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口コミ評価 | 4.6 |
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価格 |
9580円 〜 16600円 平均 14000円 |
商品数 | 5種類 |
板前魂のおせちを購入してみての率直な感想はボリュームがあり美味しい!更に安い!という印象を受けました、以前からネットでの口コミを拝見していたのですが実際に購入してみると重箱には隙間が無くおせち料理が詰められていました、肝心な味も味付けは濃すぎず薄すぎずで本当にちょうど良くお世辞抜きで美味しかったです、価格も3人前のおせち料理で9800円程度で購入出来たので非常に良心的なお店だと感じました、価格以上のボリュームだったので大満足でした!、また板前魂でおせち料理を購入したいと考えています。
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口コミ評価 | 4.1 |
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価格 |
3278円 〜 27500円 平均 17000円 |
商品数 | 17種類 |
一つ一つの具材が、甘すぎずかつしょっぱすぎずで絶品でした。ルックスもボリューム感満載でキレイで大満足でした。三段になっていたのでとにかく種類が豊富で、回転寿司チェーン店のものとは思えないほどクオリティが高かったです。
ポイントは手軽に買えるのと価格です。お店が近くにありるのと、人気があるということで購入しました。二段重ですが品目もそれなりに入っており、見た目にきれいで味もおいしかったです。売り切れになるそうなので、ほしい方は早めがいいと思います。
口コミ評価 | 4 |
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価格 |
円 〜 円 平均 0円 |
商品数 | 種類 |
年始は贅沢したいと思って三越伊勢丹のおせちを購入しました。見た目が華やかでなおかつ子供も一緒に食べられる、そして食べきれる大きさを意識しておせちを選びました。味はもちろん美味しいし、見た目も鮮やかで品数も多く自分ではできないレベルのおせちを食べることができてとても幸せな気分を味わうことができました。
使われている素材や品質、見た目の華やかさ、上質感や特別感も重要なポイントです。おせちの種類の豊富さやオリジナリティ、サービスについても評価基準としました。 サービスとは、キャンセルの可否・手続きの簡便さや注文受付期限、おせちが間違いなくお正月に届けられることもポイントとしています。選ぶ上で無視できない項目の一つが、値段です。おせちといっても、1万円以下から10万円を超えるものまで幅広い価格のものがありますので、それぞれの価格の妥当性やコスパの良し悪しを評価しています。
口コミ評価 | 4 |
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価格 |
6500円 〜 50000円 平均 18000円 |
商品数 | 15種類 |
全て国産なので安心して食べることができます。人数や内容別でいくつかの中から選べ1回で食べきれます。個包装にはなっていないので解凍後はそのまま食べれます。毎年のおせちの中身は違うそうなのでリピートしても飽きません。お雑煮のお出汁がおいしいので販売されればいいのに、と思っています。
おせちを購入する時は見た目の華やかさや量と値段のバランス、購入者の口コミを参考にして選びます。 大人数で集まる時は、大きな伊勢エビなどは皆で食べにくいのでなるべく入っていない物を選ぶようにしています。 購入したおせちは味が濃く、薄味派の人には少々食べづらく思いました。
口コミ評価 | 4 |
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価格 |
0円 〜 55000円 平均 29000円 |
商品数 | 21種類 |
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特になし
\すべて送料無料/
※買ってよかった!満足度96%
口コミ評価 | 3.9 |
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価格 |
14080円 〜 89100円 平均 30000円 |
商品数 | 15種類 |
2、3人前の2段重を頼んだのですが、こだわりのあるちょっと変わった洋風料理と彩り鮮やかな和の伝統料理の両方を楽しめるおせちなのですごく良かったです。一つ一つ素材の味がいかされていると感じ、食べるたびに幸せな気持ちになりました。
会員になったばかりの時でしたので、通常の食材は、高めですが良かったので購入しました、おせちは、どこも同じ味も甘めで子ども向け、薄味の我が家には、不味くもないが美味しくない、ごく普通のお味でしたが、切り方は、私(栄養士)が切るよりきれいでした、
口コミ評価 | 3.8 |
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価格 |
2657円 〜 20100円 平均 11000円 |
商品数 | 11種類 |
普段から紀文さんの商品を食卓に取り入れており、どれも美味しいので信頼感があって注文しました。 選んだポイントは「冷凍ではなく冷蔵」であることです。 どうしても冷凍ものは味が落ちるイメージでしたので、冷蔵でそのまま食べられる紀文さんのおせちには期待が高まりました。 実際、お魚はとってもしっとりとしていて祖父母にも大好評でした! また手作りおせちでは毎年必ず残っていた黒豆も、優しい甘さとホックリとした食感が止まらず3日もたず完食してしまいました。 品質が良い紀文さんのおせちは、誰にでもオススメできる素敵なお正月の立役者となりました。
ディズニーとコラボしたおせちがあったので、価格もお手頃だしデザインも可愛いと思い購入しました。届いてからみても、見た目もとても可愛くて良かったのですが、味だけがどうしてもいまいちでした。期待も高かった為に、少し残念でした。
口コミ評価 | 3.7 |
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価格 |
円 〜 円 平均 0円 |
商品数 | 種類 |
基本的に取り扱っているおせちのクオリティはどれもほぼ期待にそうものなので、安心して、純粋に自分や家族が何を食べてみたいかに注力して選ぶことが出来ます。オーソドックスなものが多いので映えるおせちを希望される方は、他のお店もチェックしてもいいかもですが、もし、伝統的な正統派のおせちを用意されたいのであれば、本当におすすめです。
おせちはあまり好きではないが、親戚が集まるので、1回頼んでみようと少し豪華にしようとしました。有名なホテルの人が作るみたいなので、色合いがきれいでした。また、昭和のようなおせちではなく、現代風のおせちで、若い世代にも受けがよいものが入っていました。今度は、おせちを購入するより、オードブルを購入した方がいいかと思いました。
口コミ評価 | 2.3 |
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価格 |
13300円 〜 70000円 平均 29000円 |
商品数 | 23種類 |
どこのお店が出しているおせちなのか、過去の評判や口コミがも気にしながら選ぶようにしています。 あと、早割りなどのクーポンが使えるお店も選ぶポイントになります。 数回おせちを購入した事がありますが、一番最初のおせちは味があまり好みではなく残念でした。 2回目以降は美味しくいただいており、満足しいます。
テレビなどのメディアでも紹介されていたし、友人にも「美味しかった」と勧められたので一度購入しました。価格がとても安かったので、その点不安でもありましたが、届いた品物自体は品数も多く、見栄えも良かった。ただ、食べすすめるうちに、どれも同じような味(入っている煮物など)だと気づいて、すぐに飽きてしまいました。だけど、似たような味のものばかりという点を除けば、ものすごくコストパフォーマンスの高い品だと思いました。
おせち料理には普段の食事では出てこない、珍しい具材・食材が揃っていますよね。
どうしてお正月にその具材を食べるのか?
その意味を知っておくと、よりおせち料理を楽しめますよ。
かまぼこは元々、水平線に昇る「日の出」を象徴するものとして、元旦に食べられてきました。
なぜ、紅白なのかというと、紅はめでたさと慶びを、白は神聖を表しているからなんです。
どちらもお祝いに欠かせない色なのでどちらか一方だけということはなく、両方準備されているんだそうです。
かまぼこは昔はちくわのような形をしていました。
この形が、植物の”蒲の穂”に似ているところから、”かまぼこ”といわれるようになったといわれています。
主に使用されている魚は基本的に縁起物の神聖の”白”を表現することから白身魚が多く使われてきましたが、最近では赤身魚でも作られています。
かまぼこには板に付いたものが主流ですが、地域によっては麦の藁に包まれたかまぼこもあるみたいですね。
田作りは豊年豊作や五穀豊穣を願い、 小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられました。
別名称で「ごまめ」と呼ばれていますが、実は「こまめ」というのが正しい表記で、小さい群れを表す「細群(こまむれ)」が語源です。
片口鰯の小魚(ごまめ)を使った田作りは、豊作の願いから「五万米」の漢字があてられています。
また、幼魚を多く使用していることから、子宝に恵まれるとも考えられ「子孫繁栄」の縁起も担いでいるそうですね。
黒豆、数の子と並んで「祝い肴三種」のうちの1品とされていますので、重箱の一の重に入れられます。
祝い肴三種は全国で統一されていて、この3品がなければ体裁が整わないとされているくらい重要なおせち料理となっています。
日本はタコの消費量世界一だというのを皆さんご存知でしょうか?どうやら2000年前頃から蛸壺漁は行われていたんだそうです。
海外では海の悪魔として嫌われている国もあるようですが、日本では「多幸」と当て字がされることから、昔から縁起物として好まれています。
また、吸盤のついた八本の足で幸福を絡め取る、墨を吐いて逃げる様から、災から煙をまいて逃げると捉えられているようです。
おせちでは関東より北では酢だことして、以南では煮物として使われることが多いです。
酢だこでは茹でて鮮やかな赤色に変わった部分と、身の白色がコントラストになっており、縁起のいい紅白色としておせちに彩りを加えます。
お正月でごちそうを食べ過ぎた時にさっぱりとした酢だこ。
縁起も良くて嬉しいですよね。
エビは、健康と長寿の願いが込められています。
鮮やかな赤の色で、おせちを彩る意味もあります。
エビは「海老」と漢字で書きますが、エビに長いヒゲがあることから名付けられたと言われ、曲がった姿は、腰が曲がるまで長生きできるますようにとの意味も込められています。
おせち料理ではエビのうま煮や養老煮など、煮る調理が多いのですが、生モノなので新鮮なものを選ぶの原則です。
地域によってエビの違いはあると思いますが、お祝いの意味が込められているので、小さすぎるものは避けます。
定番のもので一番人気のあるものは、伊勢海老です。
他にも車海老など、見た目が豪華で大きいものが喜ばれます。
調理するときは形が丸まりすぎず、仕上がりをキレイにするなど見た目にこだわるのがおせち料理のエビの役わりであり特徴です。
カラスミって何?珍味だということは知ってるけど…。
そんな方も多いのではないでしょうか?カラスミとは、ボラの卵の塩漬けを乾燥させたものです。
意外と手間暇のかかる加工食品なので、贅沢品と言えるでしょう。
カラスミがおせち料理に使われるようになったのは、ボラの卵であるカラスミがたくさんの粒からできていることに因んでいます。
子沢山イコール子孫繁栄の願いが込められているのです。
そう思うと有り難く見えてくるから不思議なものですね。
カラスミの生産は主に九州などの西日本が盛んなのですが、その中でも長崎には老舗のカラスミ屋さんが数多くあります。
そんなこともあって、九州のおせち料理にはカラスミが必ずと言ってよいほどの確率で入っています。
ちょっと控えめにひっそりとお重の中に鎮座している昆布巻き…。
地味だけど、意外とおせち料理には欠かせない物です。
おせち料理になった由来は「よろこぶ」という言葉の語呂合わせからです。
昆布イコールよろこぶ、だなんてまさに縁起の良い食べ物ですね。
また、昆布巻きはニシンを巻いていることが多いのですが、ニシンは昔から貴重な食料として重宝されていました。
そしてたくさんの子供(数の子)を産むことから、子孫繁栄の意味合いもあります。
そんな昆布とニシンの組み合わせには最強かもしれません。
昆布巻きの中身は地域によって異なります。
北海道などの北日本に多いのは鮭やニシンです。
また西日本では鮎の昆布巻きが親しまれています。
面白いところでは、シシャモなんて地域も…。
それぞれの味わいがあって、昆布巻きも侮れませんね。
おせち料理にはいろいろな山海の具剤を使われていますが、海産物のひとつに「アワビ」が挙げられます。
「アワビ」は縄文時代にはすでに食されていたことが貝塚から発見されたことで分かっています。
身は食べて、残った貝殻は食器として使われていました。
古くから日本人に親しまれていた食材ですが、高級なので日常的に一般家庭で食べるというものではありません。
お正月は晴れの日なので、「イセエビ」などと同じようにおめでたい食材として登場します。
地域によって必ずおせちに入っているということはありません。
ちなみに、「アワビ」は贈り物に付ける「熨斗(のし)」にも使われています。
昔は神様に捧げる供物として「アワビ」が使われていたこともあり、神聖な物ということでしょう。
お正月は必ず「カニ」を食べるようになったのでカニについて調べてみました。
ズワイガニは(私は食べやすいのでズワイガニが好きです)江戸時代の中ごろから魚獲され始めて、本格的に行われるようになったのは明治時代に入ってからです。
すごく古い歴史があるわけではないのですね。
カニの呼び方は地域によって愛称は異なります。
福井県では「越前ガニ」、京都府では「間人ガニ」、兵庫・鳥取県では「松葉ガニ」と呼ばれています。
カニがおせち料理に入っている理由があります。
例えば黒豆は「マメ(豆)に元気ではたらけますように」と「無病息災」を祈っています。
カニは大きなハサミを上下に振る姿が幸運を招いていると考えられ、縁起を担いでいます。
お正月ぐらいは豪勢にカニを味わおうという家族が増え、インターネットの発達によりカニが比較的、安価で手に入るようになったこと、インパクトがあって満足できるのでお正月料理の定番になったようです。
おせち料理の代表格ともいえる鯛の塩焼きは、「めでたい」という語呂合わせによって正月に食されるようになりました。
この耐の塩焼きが正月に食べられるようになったのは、鎌倉時代からであり、もともとは漁師たちの間で年一回の贅沢な食べ物という位置づけになっていました。
一匹の耐をそのまま塩焼きにして家族全員で食べることで、その年一年も家内安全・大漁に恵まれるようにと願掛けをおこなったと言われています。
一般に普及し出したのは明治後期からであり、その際はまだ庶民の手に届くようなお値段ではなかったといいます。
関東地域だと尾頭付きで全体に粗塩をまぶした塩焼きとなりますが、九州方面だと頭を切り落とした姿で現在は食されています。
子持ち昆布がおせち料理に使用されるようになったのは、江戸時代中期からです。
お節料理の特徴は詰め込まれている食材に願掛け・縁起をかついでいるのが特徴ですが、子持ち昆布の場合は「子孫繁栄」となっています。
そもそもこの子持ち昆布がおせちの具材になった背景は、時の江戸幕府将軍・徳川家光になかなか男子が恵まれなかったことに起因していると文献に記載されていました。
そこで毎年城内で召されている正月料理に子持ち昆布を取り入れたとき、その年に男子に恵まれたという逸話があります。
なお、関東方面では子持ち昆布が使用されますが、関西方面では子持ちではない昆布を干瓢で巻いた煮しめのみを使用するのが一般的になっています。
おせちに入っているものの中にけっこう登場するのが「イクラ」です。
大人も子供も大好きという人がけっこういるのが「イクラ」。
では、どうしておせちに「イクラ」が入っているのでしょうか。
もともとおせちは、大根などを濃い味付けで煮しめて、三が日の間に女性たちを休めるという意味がありました。
そのため、贅沢品である「イクラ」がおせちに加わるようになったのは、案外最近のことだとされています。
人気の高い「イクラ」ですが、その意味はたくさんの卵が「子沢山」「子宝」を願ってのことです。
「イクラ」の色もお正月のめでたい席にふさわしい赤という点も大事です。
全国的におせちに「イクラ」が入るようになってきましたが、とりわけ海産物が豊富な地方ではたっぷりと使われるようです。
数の子は誰もが知っているメジャーな食材ですが、正月以外には食べないという方も多いのではないでしょうか。
数の子はニシンの卵巣であり、プチプチとした大量の卵がつまっていることから「子孫繁栄」を意味しています。
ニシンの語源は「二親」からきているという説があり、「2人の親から子が生まれる」という含みもあります。
子宝に恵まれ代々栄えますように、と願いながらお正月にいただくわけです。
黄金色をしており、縁起もよいですね。
もともとは「かどのこ」と呼ばれており、「かど」とはニシンのことを指していました。
古くは室町時代から食べられていましたが、庶民の間におせち料理としてひろまったのは江戸時代からです。
数の子は日持ちする方とはいえ、冷凍保存技術のない江戸時代では高級品でした。
おせち料理の定番中の定番であり、地域差はほとんどありません。
おせちに数の子が入っていなかった!なんてありえませんよね。
年の初めといえばおせち料理。
その中でも、なかなか普段食べることのない真っ赤な伊勢エビちゃん。
重箱の中が華やいで、一層おめでたい気持ちにさせてくれますよね!でも見た目だけじゃないんです。
エビには複数の縁起の良いいわれがあるのをご存じですか?一つ目は、曲がった腰と長ーい髭が長寿を表しているとされているそうです。
二つ目は、目が飛び出している外見から「めでたし(目出たし)」と連想されるため、慶事にピッタリな食材として重宝さています。
ダジャレでもいいんです笑 強引でもOKOK笑他にも、脱皮を繰り返す生態が「新たに生まれ変わる」というイメージを連想させ、成長や発展を象徴しているとも言われるんですって!おいおい、凄いじゃないかエビよ…味がおいしいだけじゃなく、こんなに背負ってるなんて…すごいぜ!
昔は大晦日に「年取り」をする地域がありました。
これは年神様に感謝し供物を捧げる行事で、これに「年取り魚」として用いられていたのがブリであり、その名残でおせち料理にブリが入るようになったと言われています。
ブリは主に西日本で使われ、東日本では「栄える」に通じるサケが用いられることが多いようです。
これはどちらも塩蔵できたため各地への輸送が出来たため広まっていったものと考えられています。
また、青森県ではタラ、三陸ではカレイ、瀬戸内海ではタイなど使われる魚も様々です。
ブリは出世魚の代表格であることから立身出世を願う意味が込められています。
さらに、寒ブリとも呼ばれ脂がのってよく肥えたこの時期のブリは、おせち料理には最適の魚として親しまれています。
おせち料理の定番として幅広く愛される伊達巻、ふわっとした食感と優しい甘さで子どもにも人気ですよね。
そんな伊達巻ですがその歴史やおせちに使われる理由ってご存知ですか?諸説ありますが伊達巻の歴史は古く、戦国時代の武将伊達政宗が、魚肉と卵を混ぜて焼いた「平卵焼き」という伊達巻の原型ともいうべき料理が好きだったことから、伊達巻という言葉が生まれたようですよ。
また、すだれ等を使って巻物の様に仕立てることから、巻物=文学や学問を連想させることの縁起物としておせちに使われているとか。
食べても美味しく、見ても美しく、学びの行末を願う…とっても素敵な食べ物ですよね。
伊達巻も地域が変われば味も変わるようで、関東の伊達巻は砂糖を多めに使った甘さの強いもの、一方関西の伊達巻は甘さ控えめでさっぱりしているみたいです。
どちらも、おせち料理の中のホッとする甘さ担当ということで不動の人気を得ているのも納得ですね。
八幡巻きは、現在の京都府八幡市が発祥の郷土料理です。
この地域はごぼうの産地であったこと、そしてうなぎやどじょうがよく獲れたことから、ごぼうをうなぎ等で巻いた料理がよく食べられていました。
これが各地方に広まり、その土地独自の食べ方で食べられるようになります。
今ではうなぎの代わりに鶏肉や牛肉を用いることが多く、中の具材もごぼうの他にんじんやインゲン豆など様々なバリエーションで作られ、これを八幡巻きと呼んでいます。
縁起物としても用いられる八幡巻きですがその理由は、具材として使われるごぼうが地中に力強く根を張る様子から、健康や長寿が細く長く続くようにと願掛けされています。
また、家族や家業がその土地にしっかり根付き、太い絆が安定するようにという願いも込められています。
人参やインゲン豆を一緒に巻くことで、見た目の華やかさでもおせち料理に一役買う料理となっています。
牛肉のしぐり煮は、柿安三代目社長夫人、赤塚ひでさんが考案したお料理になります。
料亭で余る牛肉を細切り肉をどうにか美味しく料理することはできないのかと考え、柿安で長年にわたって伝わってきた秘伝のタレを使用してつくられました。
おせち料理に入っている理由についてですが、実際ははっきりとした答えはみつかりませんでした。
ただ、福をたぐり寄せるという意味でおせちに入る「牡蠣のしぐれ煮」という品があるのですが、その代わりに入るものとして、この牛肉のしぐれ煮があるのではないかと言われている様です。
またしぐれ煮といえば三重県桑名市が発祥の地となっていて、当初はハマグリを使って作られていました。
現在はハマグリ以外で作られたもの、例えば牛肉などもしぐれ煮として呼ばれています。
おせち料理にも洋風な具材が増えてきましたが、変わらぬ和テイストを醸し出す一品として欠かすことのできないアイテムのひとつである「栗きんとん」。
漢字では「栗金団」と書きますが、これだけで縁起物ってわかりますよねえ。
字の通り、金団は金の布団という意味で、小判や金塊に例えられ、商売繁盛や金運をもたらす意味があるそうです。
また、栗には「勝ち栗」という言葉もあるように、勝負運をもたらす食材ですから、栗きんとんはダブルで縁起のいい料理なんです。
まさに正月に食べるに相応しいですよね。
なんでも「栗金団」という言葉は室町時代の文献に載っているそうです。
ですが、現在の粘り気の強い餡で栗をまとわせた形になったのは、明治時代になってからだそうで、同じ「栗金団」でも中部地方にいけば和菓子の名前になります。
おせちの「栗金団」は東京近郊が発祥だそうですよ。
レンコンは飛鳥時代に渡来人が大陸から日本に持ち込んだ根菜です。
もともとは蓮の花を愛でるためのものでしたが、平安時代になるとその根を食することで胃腸を整える薬膳になることがわかり、以後食用になりました。
おせち料理に採用されるようになったのは「地に根を張る」という意味があり、穴が開いていることで開運という意味合いも持っている縁起物と解釈をなされているからです。
関西方面では輪切りにしたレンコンを重箱に詰め、さらに8枚(末広がり)入れるのが習わしです。
関東方面の場合は輪切りからさらに扇形に形を整えて、3枚だけ重箱に詰めるのが一般的となりました。
また味付けも異なり、関西では薄口醤油・関東なら昆布だしで煮込んで蝕します。
くわいはおせち料理によく使われています。
中国原産の水性野菜で里芋によく似た見た目をしています。
おせち料理に使われるのはくわいの成長が早く、芽が出ることから縁起物のひとつとして重宝されています。
そういえば、おせち料理以外ではあまり見かけないかも…。
世界の中でもくわいを栽培しているのは中国と日本だけと言いますので、ある意味貴重な野菜かもしれません。
また日本一の生産地としても知られる広島県の福山では、必ずと言って良いほどくわいが入っていますね。
また京都のおせち料理にもよく登場します。
では関西でしか食べられないのかというと、そうではありません。
生産地である埼玉県でも食べられていますが、関西のようにお出汁をきかせたあっさり煮ではなく、濃い目の味つけが好まれています。
おせちに必ずと言っていいほど入っているもののひとつに「黒豆」があります。
この「黒豆」をおせちに入れるようになったのは、江戸時代の頃からと言われています。
もともとは、お坊さんが修行の際に尿が出にくくなると信じていた「黒豆」を食べた事から始まったという説があります。
「黒豆」は日持ちがすることから正月に主婦が楽できるようにと配慮される品のひとつです。
また「黒豆」には、まめに(げんきに)いられるように、という願いも込められています。
おせちの「黒豆」の作り方はどの地方でもほとんど同じように作りますが、他のおせちの味付けが濃い地方では「黒豆」を煮る時に加える砂糖の量が一般的な量よりかなり多くなる傾向があります。
おせち料理でおなじみの紅白なます。
その紀元や歴史ってちょっと気になりますよね。
紅白なますは紀元前の中国で生まれた、生肉や生魚を細かく刻んだ食べ物の「膾」に由来する歴史あるものだったのです。
日本では奈良時代頃から食べられるようになり、当時は魚肉や野菜を細切りにして調味料とあえて食べていたそう。
料理にお酢が使われる時代になるとともに、徐々に野菜を細切りにして調味酢と和えた食べ物へと日本独自の発展をし、現在では人参と大根の細切りを甘めの調味酢で和えて食べるのが一般的ですね。
おせち料理に紅白なますが入る理由は、細切りの人参と大根が紅白水引を連想させ、平和を願う縁起物に見立てられるからだとか。
その紅白なますも地域で食べ方が違うのも面白いところ。
北海道では「氷頭なます」と呼ばれ、鮭の鼻の軟骨が加えられるそう。
長崎県では鯨が使われ、兵庫県ではシメ鯖が入るのだとか。
オリジナリティの溢れる料理なんですね。
手綱コンニャクは単品でおせち料理に入っていたり、お煮しめに混ざったりしたりしています。
手綱の形がおせち料理ではとても意味があります。
そもそも、手綱とは馬を御する時に使う綱のことです。
手綱を締めるように自分の気持ちを引き締めようという意味合いがあります。
手綱コンニャクの結び目から縁を結ぶことも連想され、「良縁成就」の縁起も担いでいます。
結びの形は日本では古くから縁起の良い印として扱われてきています。
手綱コンニャクは、この2つの意味合いから、おせち料理に用いられることが多いようです。
コンニャクは平安時代から存在すると判明しています。
手綱コンニャク自体は地域によって異なることはありませんが、お煮しめは地域によって具材や味付けが大きく異なります。
おせち料理の中でも、縁の下の力持ちで控えめな存在のおたふく豆。
あなどるなかれ!おたふく豆はとっても縁起がいいアイテムだったのです!おたふく豆はお多福豆と字を当てられ、文字通り、福を招く食べ物としてお祝いの席にはよくよく登場する豆料理です。
華やかな海老やアワビにひっそりと隠れるようにしていますが、このおいしさたるや!じんわり・ほっこりのやさしい甘さが、なんとも安心させてくれますよね。
おせち料理の豆料理といえば、黒豆を連想される方もいらっしゃるのではないでしょうか?黒豆は大豆の一種、おたふく豆はそら豆の一種が材料だそうです。
また、黒豆は魔除けを意味するそうですが、おたふく豆は多くの福を運んでくれますように。
という意味が込めれらているそうです。
とっても控えめなおたふく豆、次のお正月は一度味わってみてくださいね。
おせち料理に入っている食材として、ごぼうは個性な名脇役であり欠かせない食材です。
ごぼうは縄文時代から平安時代の間に中国から伝わりましたが、食用にされたのは江戸時代以降と実は比較的歴史の浅い野菜なのです。
ごぼうがおせちに入っている理由は、ごぼうは地中に根を張り力強く成長することから「延命長寿の」象徴と考えられ、土地に根付くことから「家族が土地に根付いて安泰に暮らせますように」という願いが込められているからだそうです。
関東ではお煮しめ、関西ではたたきごぼう、九州では筑前煮としていただくこと多いようです。
料理についても、お煮しめや筑前煮には、さまざまな山の幸が一つの鍋で一緒に煮られることから「家族が仲良く結ばれますように」との願いが、たたきごぼうには叩いて開くことから「開運」の願いが込められています。
可愛いキンカンが、日本に入って来たのは江戸時代です。
文政9年(1826年)に、 遭難した中国浙江省の商船が清水港に寄港しました。
その時に、船員がお礼に清水の人に、キンカンの実の砂糖漬けを贈りました。
その種を植えたら、芽が出て育ち、やがて実がなり、キンカンは日本全国へ広まりました。
漢字では「金柑」と書きますが、当て字で「金冠」と書く事が出来ますよね。
それで金運が良くなる事や、生活が豊かになる事を願って、おせち料理として食べる様になったのです。
キンカンのおせち料理と言えば、甘露煮ですよね。
キンカンの甘露煮は喉のケアも出来るので、冬の間に2〜3回は作っています。
ビタミンCも含まれているので、免疫力も高まる事を期待して食べています。
菊は昔から邪気を祓うとされ不老長寿の意味合いを持っていました。
また国花でもあり、日本を象徴するという意味でも縁起のいいものとして、古来より祝いの時に使われてきました。
そのような菊の形に見立て飾り切りし酢の物にしたかぶを「菊花かぶ」と呼び、無病息災を願う縁起物としておせち料理にも使われるようになりました。
かぶは冬が旬の野菜で見た目もさることながら味も上品であり、おせち料理の箸休めとして最適な一品です。
また、白菊に見立てた花の真ん中に輪切りにした唐辛子をのせることで紅白となり、さらにおめでたさがアップするとともに華やかさを添えることもできます。
最近では、梅酢や食紅などでかぶを染めて紅白に仕上げた菊花かぶも見かけるようになりました。
じっくりと時間をかけて野菜などをの素材達を煮て、汁気がなくなるまで旨味をしみ込ませる日本の煮物料理です。
お正月や祝い事のために用意されることが多いです。
一緒のお鍋で様々な具材を煮ることで、家族円満を願うとも言われていますし、具材の一つ一つに縁起を担がせることを意識して作るようです。
先を見通せるようにと蓮根やふき、子宝を願う里芋、根を張る牛蒡を使用したり、人参をねじり梅にしたり、こんにゃくをねじったりして願いを込めます。
地域により、魚を入れたり、鶏肉を入れたり、炒め煮にする筑前煮にしたり、具材を別々に煮たりと作り方はさまざまなようです。
私の祖母は、基本の縁起野菜に加えて高級な蒲鉾や大根、ぜんまいや筍も必ず入っていて、味付けも濃いものと薄いものを別々に煮たりしたりしていました。
とても大変なので今のところは、年に一度のお正月の時だけ、そのレシピを参考にしながら少しアレンジを加えて作っています。
煮しめや含め煮としておせちに詰められている里芋。
煮しめはおせちの定番ですが、その具材には縁起の良い様々な由来が込められています。
里芋は親芋に小芋がたくさん付くことから「子宝」を連想させる縁起物として、子孫繁栄の願いが込められているのですね。
さらに、地域によってはあえて面取りせずに、「家庭円満」のイメージの丸い形のまま調理することもあるようです。
煮しめの具材としてではなく、真っ白な含め煮にして里芋を主役に柚子などを添えたり、お雑煮の具として入れる地域も多いですよね。
他にも、大きな親芋を切らずに丸ごと取り分けて「人の頭になるよう」願って食べたり、女性に小芋を取り分けて「子孫繁栄」を願うなど、地域によって様々に願いを込めて昔からお正月の縁起物として食されてきたのです。
おせちは親戚が集まって食べるので、万人受けし、楽しく食べられるものを選びました。いろんなおせちを見る中で、口コミで評判が高いものを選びました。見た目もとても華やかで、おいしそうで、子供でも食べられるもの、そして価格も高すぎないものを選びました。購入してみて、味も見た目もバッチリで、また購入したいです。